「支え合う」とは ~注文をまちがえるラーメン店 働いて下さる方を募集しています!~

 明日で戦後80年を迎える日本。
 現在、志免中学校の有志の方々と志免町にある支え合いを取材し、新聞発行しながら志免町発で「支え合おう!」と発信しています。

 前回の第5号では、人間魚雷回天の乗組員だった99歳の東さんを、中学生や教師の皆さんと一緒に取材をさせて頂きました。
東さんを取材させて頂き、この日はじめて東さんと会った中学生と東さんとのコミュニケーションを通し、改めて「支え合う」とは何だろう?が頭をよぎりました。

 戦争時のことがわからない中学生。
死を覚悟し、命を懸けて戦う氣持ちがわからない中学生。
東さんと言葉の掛け合いは出来ているが理解ができない中学生。
伝えたい!想いと理解したい!想いが交錯をしますがお互いキャッチが出来ぬまま取材が終わります。東さんが伝えようとする「戦争は絶対にしてはいけない! もしその兆候が視えてきたら、愛する家族の為に、命を懸けてとめて下さい!」と腹の底から伝えた東さんの気迫は伝わった様に感じました。

 私は、「支え合う」という言葉を日常的に使っています。その時に込める意味合いや想いは「人の意をくむ」「その人の氣を受け止める」「人の弱いところを自分の長所で助ける」など、自分が人のことを理解し、その意をくんだり、行動を興したり..という意味合いで使っているように感じています。
そこには、あくまでも愛をベースとした自分が相手の為に・・という一人称的な関係性だけがあります。

 しかし、本来の支え合うは、愛をベースとした双方向の関係であるはずです。
私が勤める社会医療法人栄光会の理念は『癒し癒される』であり、こちらがその人の為に「させて頂こう!」と想い、その方に仕える氣で行動を興しますが、実際行動しているうちに、その人を癒すどころかその人に癒されていることを感じ始めるのです。
言い換えれば、「癒そうと想いさせて頂く為に仕えるが、氣がつくと癒されている自分に氣づく」という関係のことを指しています。それが、愛をベースとした支え合うという事だと想います。

 2025年9月21日(日)は世界アルツハイマーday。
その日に、一般社団法人 注文をまちがえる料理店が、全国一斉にその料理店を開く事になりました。
全国一斉とは、全国にある地域のお店・事業所が、この法人の想いに共感し、この日に「注文をまちがえる〇〇店」として一斉に営業し、現場を撮影して映画にする。という企画です。

 ではどういう想いなのだろう?
増えゆく認知症の方。その方々が、このまま暮らしたい家や顔なじみの地域で暮らす為には、専門職だけでなくその顔なじみの方や地域の方々が、認知症の方に対する理解と受け入れが必要です。そして地域の方々が受け入れるには、ちょっとくらい間違っても『ま、いっか』というおおらなか社会・受け入れ赦す社会である必要があります。
そんな社会を創りたい!それがこの日に開催する想いだと言われています。

 その想いに共感した森崎龍之介さん。
この日、志免町でこのお店を開く事を決心されました。
題して『注文をまちがるラーメン店』。
元来、森崎さんは【愛するということは『赦す』こと。それはどんな人間関係においてもそうだ】という考えを軸に生きています。
社会に貢献してこその事業であり、そうあるのが天龍ラーメンだ!
その想いで生きる森崎さんだからこそ、この話を伺い、即座に魂を揺り動かすことになりました。

 森崎龍之介さんが率いる【天龍ラーメン】。志免町のドラゴンロードと言われる龍のつくラーメン店の一翼を担っています。その天龍ラーメンさんが、2025年9月21日に、愛をもって『注文をまちがえるラーメン店』をオープンします。

 現在、当日に働いて下さる認知症の方を4名程募集しています。現在は2名程採用が決まっていますが、残り2名の方の募集を行っています。

 皆さんの身の回りで、他薦できる方がいらっしゃれば、どうぞ天龍ラーメンの森崎龍之介代表までご連絡をお願いします。

 当日の概要は下記にファイルを添付します。それを観て、もっと詳しいお話を聴きたい! 応募したい!という方は、下記までご連絡をお願いします。

 ◉連絡先 092-935-1588 担当者 代表 森崎龍之介