成し遂げる とは..

 2024年度も残りわずかとなりました。
そのなか昨日ですが、助成をさせて頂いた団体の代表から活動の報告を伺いました。
その内容を聴かせて頂きながら『会費や寄付をして頂いた方に報いることができた』と率直に想い、嬉しかったーー(^^♪
ありがとうございます。

 2024年度は、皆さまのお陰で、5団体・805,500円の助成をさせて頂きました。
団体名は、『おかわり食堂・防災Eatプロジェクト・みんなの健康プロジェクト志免・みんなの居場所「いこうや」実行委員会・NPO法人咲良』です。
これら5団体の代表は全て女性。30代・50代・60代・70代の女性が、崇高な大志を抱き、ボランティア活動をされています。これは凄いコトだと思う。

 団体の代表との初対面は、その想いを伺うようにしています。
『なぜその活動を行う必要があるのか?なぜ?』
今年度助成をさせて頂いた団体の代表は、当初語っていた想いを行動で示し、一所懸命にその想いを社会に伝え、実現させようとしています。

 NPO法人志免地域支え合い互助基金は、各代表の想いを魂で受け止め、我々に資金を通じて想いを預けて頂いている方々の想いを集約し、助成・広報啓発・コーディネートという事業を通じて各代表の想いが叶う為に応援者として尽力しています。

 基金の想いを成し遂げる。各団体の想いを成し遂げる。その「成し遂げる」とはどういうことだろう?

 各団体には成し遂げたい想いがある。その想いを成し遂げるには時間がかかる。時間がかかるという事は、物心どちらも必要で、人の意識や行動の変容を創り出す必要がある。そのスタート時点で支援者として関われる私たちは、幸せであり、幸運であると思っています。

 エネルギーとやる氣に満ちた代表が一所懸命に想いを伝えて下さる。そのエネルギーの波動を真正面から受け、想いを乗せた波動が伝わる。心はホットになり、頭はクールに考える。
「どうしたら成し遂げられるか?」「この想いは助成検討委員会の皆様に伝わるか?」「この想いは志免社会に伝わるか?そして、今、必要か?」..等々が頭の中を駆け巡る。

 1人の想いがこうして1人に伝わり、また1人に伝わる。

 成し遂げるとは、納得コミュニケーションの連続ではないだろうか?

 この基金も、下稲葉康之という1人の提案から始まった。
1人が想いをしっかり伝え、その想いを1人がしっかり受け止め共感する。
その想いを受けた1人が、違う1人にしっかり伝え、納得コミュニケーションをもって伝わる。
この連鎖こそが「成し遂げる」をうみだしているのだと思う。

 納得コミュニケーションという行動を粘り強く行う。それを支えているのは『信念』であり『自己の運命を受け入れ、この為なら死んでもいいと想えるくらい、その運命に素直に体当たりをする』という死生観だと思う。

 基金事業を通じ、人生勉強をさせて頂いています。
ありがとうございます。