2024年度も、残すところ1週間となりました。2018年度に設立し6期が終わります。
基金設立時は『助成』と無縁の事務局でした。
従って今もそうですが、『助成』をさせて頂くとはどういうことか? 『助成』を行う法人としての使命や責務とは何か?を模索しています。
2025年3月23日(日)に志免町シーメイト内に於いて行われた「防災Eatプロジェクト」主催の『防災食講座』。
大人1,000円、子供500円ですが、大盛況のうちに終わったこと。そして「防災Eatプロジェクト」の商標登録が出来たとの報告を頂きました。このお話を伺い、とても嬉しく想っています。崇高な志を持つ江副さんの想いが社会に受け入れられ、社会に必要な団体へと進化しているからです。
「防災Eatプロジェクト」さんは、2022年度・2024年度に助成をさせて頂きました。代表の江副さんの想いは、志免町全体に必要な想いでもあり、この活動が志免町全体に波及することを願っての助成でした。
この願いは、2023年度にチーム田中屋の田中清昭さんの尽力により宇美商業高校で多世代による炊き出し訓練が行えました。その際、西日本新聞・RKB毎日放送等のメディアが広報をして下さり、広範囲にその活動が知れ渡る事になった結果、当初描いた展開に近づいています。
このボランティア活動の拡がりは、代表である江副貴子さんの高潔な志が人々の心を動かしていると思います。。
震災等で被害が出た際、一時的に避難所で生活します。
この生活の際、栄養補給等が不足し、二次被災と言われる災害が起きて亡くなる方が多いとの事。この実情を何とかせねばならぬと、管理栄養士の江副さんは防災食を教える方を探します。しかしその存在が世の中にはいない。ならば自分が勉強し、その存在になるだけ!と決起されました。
その決起を、ミコー薬局の古高優子さんが正面から受け止め副代表として江副さんを支えています。基金に助成の相談があった際は、「志高きこの2人のやる氣を応援することのみ!」と助成検討委員会で判定され、申請額では資金不足するだろうとプラスαをして資金助成を行い、活動開始後の相談に応えることを決めてサポーターに回わりました。
助成事業を始めた当初、事務局の助成に対する理解は資金助成の行為のみが主の助成認識でした。しかし時が経ち、コロナとなり少しづつ考え方に変化が出てきたのです。
『助成』とは、自らが起業精神を持ち、社会課題を認識し、その課題に向けてチャレンジする人や団体を生み育てることではないか?と思うようになってきたのです。
だとすると、『助成』をさせて頂く団体としては、意識高く・志高く・常にチャレンジをしていて・助成申請をして頂く方に負けないくらいの想いと志を持ち、常に成長している必要がある。と考えるようになりました。
その様な経験値を多く持つことで、なぜこの団体の代表がこういう想いになったのかが理解でき、その行動に対し理解と提案、忍耐と行動ができる事務局になると感じています。
そんな基金であれば、資金を預けて下さった会員さんや寄付者をしてくださった方々に対して責任が果たせると思うのです。
今後、基金がアシストさせて頂いたり、サポートさせて頂く団体の多くが、この町になくてはならない存在となり、新たな時代を支える存在に成長すべく、私達も常にチャレンジを行い成長し続けていきます。
最後になりますが、防災Eatプロジェクトには『育て育てられ』・『教え教えられ』・『助け助けられ』・『支え支えられ』を学ばせて頂いています。