支え合い新聞部 第5号の制作奮闘中!(尊いチャレンジをしています)

 昨年、人間魚雷回天の元乗組員であった東さんに取材をさせて頂いた支え合い新聞部。
現在、中学生部員を軸に、新聞つくりが進んでいます。約8割ほど完成をしていますが、今回の新聞の核心部分である東さんとのインタビュー内容をどのような記事にするか?で奮闘しながらとても良い勉強をしています。

 99歳の東さん。
自分や家族の命の期限を感じながら過ごした青春時代。
そして仲間や同僚の死を見てくる中、『生きるとは.. 死ぬとは..』を学びながら死生観を確立させ、そのなかで生きてきた東さんの言葉は、中学生の皆にとってあまりにも難しいコトが、この新聞つくりを通じてわかってきました。

 死と隣り合わせの生活を余儀なくされていた戦時中。
その時代を運命から逃げることなく生き抜いてきた東さんと、死を意識したことがない我々の間には、埋めようのない開きがあり、その開きをこの新聞でどう表現するか?が今回の見どころの1つです。

 東さんの話が分かったような氣がするのだけど、いざ文字に興すと全然わかっていないことに氣づく。そう感じ、悩みながら新聞制作と向き合っている中学生がいます。素晴らしい学びですし、この記事を書きたいと立候補したこのチャレンジは凄いと想う。

 現在、『志免町民の生活支援を考える会』では、コンパッションタウン志免を目指しています。
戦後、この日本が奇跡の復興を果たしたのは、戦時中、死と隣り合わせで生き抜いてきた方々が人はいつ死ぬかわからない!と死を意識する中で生きるを考え、いのちがあることのありがたさや、命の質を高めることを自然と意識して生きてきた為おこなえたキセキではないか?と考えています。
その時代を生き抜いてきた大正時代の方々が高齢者となり、お亡くなりになっていく中、これを引き継ぎ、生きる智恵として今時代に生きる人達が共有する必要があると考えてのコトです。
九死に一生を得た方はとにかく強いし、今を大切に生きます。そして、愛があり、人を赦し、人に優しい。

 皆さん、今回、99歳の東さんの記事を書こうとチャレンジをしている中学生諸氏を、どうぞ応援してください(^^)/ このチャレンジは尊いです。