2024年9月24日(火)、14時30分より、みんなの健康プロジェクト志免のミーティングが開催されました。内容は、10月12日(土)10時~12時まで行う第2回協議会の開催内容や当日の段取り、第3回目に向けた展開等について協議しました。
志免町のみんなの健康というテーマ。この切り口が、交流の場やコミュニティを考える方向に歩を進めています。人は1人では生きれない為、『健康』をテーマにすると自分と相手。自分と社会という関係性が出てきます。
言い換えると、自助と自助。自助と互助。自助と共助。自助と公助の関係が出てくる。こうして観ると、『自助』とはいったい何だろう?と思います。自助の定義とは?
先日、さわやか福祉財団さんが定期発行している「さあ、言おう」(人生100年時代 共生社会の生き方情報誌)9月号の2ページ、3ページに【考えること、選択して決定することの意味】と題して清水理事長が私見を述べていました。
その文中に、「自助」についての記載があります。少しばかり紹介をさせて頂きます。
『自立とは、自分のことは自分で行う』という考え方が長く認識されてきたが、今、自立の概念はもっと広く、様々な社会的支援を利用しながらも主体的に自由に選択したり決定できることであり、必ずしも自分だけですべてを行う必要はない。ある委員会で、地域社会では、まだ自助・自立が、自分のことは自分でしろという経済効率主義の冷たいメッセージになっている。自立支援の意味は、自分だけで頑張らなくていいというメッセージをしっかり打ち出して欲しい。と意見を述べた』とある。
また、地域包括ケアシステムを定義づける際、地域包括ケア研究会の会長を務めた田中滋先生は『自助とは自分で何かをしなければならないことではなく、もっと緩いもの。自助と互助の境目は曖昧。自助とは互助を引きつける力、共助を上手に使う力、そして、最後の砦である公助を上手に使い育てていくこと』だとおっしゃられたそうです。
もし、この志免社会のなかで、この自助・自立に対する考えがいくつもあれば、この社会は混乱しますし、政策がごちゃごちゃになります。ここは、自助自立に対する定義を改めて考え、話し合い、自助自立とは..を再定義することが必要なのかもしれません。
そんなことを、このプロジェクトを通して想っています。