暮らし方ラボ・しめ 第2回ミーティング

 2025年6月11日(水)の13時より、飯田工務店さんの2階会議室で、暮らし方ラボ・しめ 第2回ミーティングが開催されました。
 この団体は、先月結成された団体となります。現在は、助成を必要とする事業は行っていません。

 どこで・誰と生活をするか?
特に、高齢者の方にとっては大きなテーマです。
 もし、介護が必要になったら.. もし、家族が介護をする限界を迎えた場合.. 人生最期の時まで自宅で暮らしたいという希望があっても、それが叶うかどうかがわからない。

 一昔前、しめ活という志免町住民や専門職の方で行った終活講座の席で、受講者の皆さんに2つの質問がありました。
 1つは、選べるとしたら、どの病気で亡くなりたいですか?
 2つは、人生最期の時は、どこで・誰と暮らしたいですか?
その時の集計で1番目の質問では、ガンで亡くなりたい。という希望が1番でした。
なぜなら
①亡くなるまでの間に時間があり、お世話になった方々に御礼をすることができる。
②亡くなった後のことを考えて準備ができる。
③ホスピスがあるから痛みをとって頂ける。
という理由です。
また2番目の質問では、自宅で・家族(配偶者・ペット)と一緒に暮らしたいという希望が1番でした。最近の希望についてはアンケートをとっていないのでわかりませんが、何人かの人とお話をした際は、似たような傾向にある様に感じました。

 では子世帯は、親の介護や子育てに対し、どこで・誰と暮らしたいと考えているのか?

家族の在り方が変化する中、住まいや暮らし方について考えが変化しているのか?等を把握し、もし現状とのミスマッチがあれば、現状ニーズに叶う住まいと暮らし方ができる案件を創る必要がある。との考えから、4名で「暮らし方ラボ・しめ」を結成し、活動の方向性やどこからどう進めて行くか?について話し合いをしています。

 不動産事業を手掛ける太田さんから現場の声を伺います。生活支援を行う私からは、事例を基に欲しい住まいやコミュニティについてお話をさせて頂きました。
そこで合意となったのは、以下の2点です。
1. 人や家の終活講座をモデル地区を決めて行う。そして住民の皆さまからアンケートを取らせて頂き、悩みや希望を把握させて頂く。
2. 母子・父子家庭の子育てと高齢者が1つの物件で共同生活を行い、高齢者は子育て支援を行い、母子・父子家庭の方は、高齢者の見守り支援を行いながら、共に持ち味を活かした暮らし方ができる物件があると歓ばれるのか?についてを調査しよう。

 人はいつ何時、人の助けを受けないと生活ができない事態になるかどうかわかりません。
昨日までお元氣だったのに..
昨日まで不自由なく生活をされていたのに..
が一夜にして変わることが往々にしてあります。

 これだけ1人暮らしの高齢者が増えたり、こども食堂が増えたりする現実の中、自分の居場所である家がどこで、誰とどんな暮らしを〇〇になっても行いたい!というように、自らを俯瞰し、自分に問い、考えを整理することが必要であると想います。

 暮らし方ラボ・しめでは、まずその機会をつくり、そこから挙がってくる悩みや希望を基にして多様な事業者の方々とネットワークを構築しながらこれからの地域共生社会つくりという町づくりに貢献していきたいと考えています。