2025年4月5日(土)の13時から、社会福祉法人志免社会福祉協議会の地域福祉係で働く木村理絵主任を講師としてお招きし、「相談及びコーディネート研修会」を開催させて頂きました。この研修会の主催は、まちの保健室・事業者ネットワーク実行委員会です。

志免町のなかで、木村主任の「相談及びコーディネート技術」には定評があります。
志免町民や専門職の方々に「信頼・安心・頼りがいがある」と言われる木村主任が行う「相談及びコーディネート」のベースは何で出来ているのだろう?と常日頃から想っていました。なぜなら私も住民の皆さんと同じような想いをもっているからです。
木村主任は、志免町から第1層の生活支援コーディネーターという役割を委託され十数年が経ちます。これほどの期間を任されるという事からもそのことをご理解頂けるのだと思います。

4人の参加者、1人のZOOMで開催された研修会。
素晴らしい場となりました。木村主任の素晴らしさを再確認すると共に、どこにその良さがあるのか.. 新しい一面を発見することができました。そのうちの1つは、皆さんと共有したいと思いましたのでブログにて投稿します。
それは『準備』です。
この研修会に於いても、入念な準備をして下さいました。前日も研修会をイメージし、持ち時間内に参加者の皆さんにとって素晴らしい研修会になるよう練習をされたそうです。

一事が万事という諺があります。
この『準備』は、いつくるかわからない「相談及びコーディネート」に対し、日頃から万全の準備をされています。
精神を整えることもありますが、相談技術の練習。情報収集と整理。コーディネート先の開拓と日頃からのコミュニケーション、情報のアップトゥデイト..等、あらゆる事を行っています。
こういう日頃からの準備があるからこそいざという時の相談に対し、阿吽の呼吸でコーディネートができるのだろうと思います。
また相談を受ける際も、コーディネート先に対し、決断がしやすい様に相談者から情報を収集する。相談者もよく質問をしてくれるからかゆいところまで手が届く方だと思う。よく聞いてくれるから自分のことを受け止め、理解をしてくれようとしてくれている方だと思う。
そこで私が木村さんに感じたのは、語彙力の素晴らしさでした。相談に対する集中力とイメージ力、相談者やコーディネート先の立場でイメージできる冷静さ。それ故に、相手に通じる語彙力やその言葉の選定力が的確なんだと思いました。

こういった『準備』を入念に行うプロフェッショナルな部分については、社会にはなかなか伝わりません。残念ながら結果だけを観る方がどうしても多い。
今回参加をされた皆さんは、木村主任の全体像を掴んで下さったと思います。よって、よりまちの保健室及び事業者ネットワークを創造する意義を理解して下さり、その実現の必要性を理解して下さったと思います。
この問題意識が共有できるということは、木村主任の仕事を理解して下さる事であります。
その共有ができたと想えたことに嬉しさを感じた3時間でした。

『準備があればこそ』
どんな仕事でも同じでしょうが、ここを疎かにするとよい仕事はできない。作業に終わる。
そう思います。
木村主任、ありがとうございました。この場をお借りしまして御礼を申し上げます。