2024年7月9日(火)、ある病院からAさんが退院をしてきました。身寄りのいない1人暮らしの高齢者の方になります。Aさん宅に専門職や民生委員さんが集まり、今後の生活のことについてAさんを中心にしながら話し合っていきます。
介護保険申請を行った結果、要介護という認定がおりた為、しばらくの間は介護の専門職の方の力を借りて、生活支援等、介護保険でできることを行って頂きます。
住宅改修・手すり等の設置、ベッドの準備、トイレの準備..等や、お布団の準備や冬仕様から夏仕様への模様替え等々を皆で行います。
ケアマネジャーさんがファシリテーションをしながら話し合いが進むなか、民生委員の方から話がありました。
『Aさんの見守り等の役割については、地域住民の方々と話し合いを行い、Aさん宅から近距離にある方々が快く引き受けて下さっています』という内容です。
『困ったときはお互い様』
何とも嬉しくなる人情の世界。これがあるこの地域はサイコー―――です!
これらを踏まえ、弊法人事務局が引き受けさせて頂いたのは、Aさんを中心にした人間地図を作成することです。それを皆で共有し、ケアマネジャーを軸にしたAさんを支えるプロジェクトメンバー各位に配布することにしました。
これから増えてくる1人暮らしの高齢者。
今回のAさんは、介護保険が使えるようになったから良かったですが、そうでないケースの場合、誰がケアマネジャーさんの役割を果たしてくれるのでしょうか?
家族が果たしていた役割を、地域が担う日も近いと想うなか、このモデル事業を通じてしっかり仕組みつくりをイメージして提案が出来るようにしておきたいと考えています。