御礼

 2025年3月31日(月)。
今日で2024年度が終わります。
今年度も、NPO法人志免地域支え合い互助基金を叱咤激励してくださりありがとうございました。この場をお借りしまして、御礼を申し上げます。

 今年度は変化の多い年度でした。
言い換えれば、積年の課題が表面化した年度です。
基金の内部も外部もです。
これが俗にいう「風の時代」だと思います。今まで表面下にあった課題が表に現れてくる。

 基金内部の課題は、①全体最適を全員で目指す。②どの課題も自分事であると認識。③次世代継承。④運営資金力増強。⑤協働の文化創造・コーディネート力の向上です。

 基金外部の課題は、①社会という全体最適を志向する志免社会。②課題の自分事化とシステムチャンジ。③次世代経営のデザイン。④町の経営資源を活かし、自ら稼げる体制に向けたデザイン。

 2025年度は、団塊の世代の方が75歳以上になります。俗に言われていることですが、75歳を過ぎると病気を患う方が増えてくるようです。まさに志免町は、今から医療介護に要する公的資金がかかる時代に入りました。

 団塊の世代の方々が、運動や地域に関わり、健康寿命を伸ばし、介護等に要する期間を短くしようと努力をされています。その姿勢に敬意を表しながら、60代世代は次代に繋げる為の潤滑油としての役割を果たす必要があると考えます。
志免社会が、社会を意識し、社会の為に協働体制である。その状況がつくれるよう精進致します。

 去年の2月、志免町文化講演会は「協働の文化を醸す」というテーマのもと、藤浩太郎さんが話をして下さいました。
まさに、いま、この町全体・この国全体に必要なのは「社会の中で生きる自分」を意識し、「協働の文化」創造だと思います。日本人にはそれができる。それが日本だ。そんなことを想います。

 2025年度に向け、課題を明確にさせて頂き、その想いを抱かせて頂いた2024年度に感謝をしながら、今日の1日を過ごしたい。そう思います。

 皆さまにとりまして、光輝の2025年度でありますよう、心より祈念しています。