コーディネート

 NPO法人志免地域支え合い互助基金では、互助活動コーディネート事業を行っている。
この役割が、この志免町にはとても大事な役割だと感じる。
これまでの社会では、家族機能が家族内で起きるいろんな課題を解決してきたからだと想う。
しかし今、その家族機能に変化が起きてきたからだ。

 3世代家族が同じ家で生活していることをイメージして欲しい。
7人家族が同じ家に住んでいる。
家族構成はこうだ。
おじいちゃん・おばあちゃん。お父さん・お母さん。長男・長女・次女。
この内、おじいちゃんは介護が必要で、おばあちゃんやその他の家族で生きる力の把握、安否確認、食事やその他おじいちゃんが生きる上で必要な心のエネルギーを与えている。

 次に、核家族が同じ家で生活していることをイメージして欲しい。
5人家族が同じ家に住んでいる。
お父さん・お母さん。長男・長女・次女。
おじいちゃん・おばあちゃんは別の家で生活をしている。
おじいちゃんに介護が必要になってきたら、おばあちゃんがほぼ1人で3世代家族の時と同じ役割を行う。これはなかなか厳しい。

 そして今や今後。
超少子・超高齢社会。
1人暮らしの高齢者。1人暮らしの中年。1人暮らしの若者。が増えると言われている。
また、身寄りのいない人が増えると言われている。
それはなぜか.. これまでの家族機能の低下、そして崩壊へと向かい、1人という基本単位へと向かう。

 この現実社会の世帯変化に対し、実社会はどの様に対応していくのか?そこには組織改革が必要で、それに対応できる枠組みを創らないとそれができない。
しかし、現状の社会構造は、まだまだ縦割れの組織体系で、自分の仕事はここからここまでと区切りながら行われている。

 この社会変化と変わらない社会構造を繋ぎ、その間にある空白を埋めていくには、繋ぐ役割・コーディネートする役割がどうしても必要になる。

 社会と組織を結び、目指す目的・目標の実現に向けてのコーディネート。
 社会と社会と結び、目指す目的・目標の実現に向けてのコーディネート。
 組織と組織を結び、目指す目的・目標の実現に向けてのコーディネート。
 社会内・組織内を結び、目指す目的や目標の実現に向けてのコーディネート。
 その渦中にいる方々の意識を変え、行動を変える。その為のコーディネートも同様だ。

 社会状況を知り、社会課題を共有し、それを改善するにはいろいろな組織と協働し、同じ想いを持ちながら行動する必要がある。その仕組みを創り、その実践を行うのがこの「コーディネート」だと想う。

 ここに急ぎ着手し、そのムーブメントを興していく。
この役割が、NPO法人志免地域支え合い互助基金の「互助活動コーディネート事業」にあるとと自覚し、何としてもやり遂げる覚悟で挑むことが、この町に対する貢献の1つだと想う。