2023年2月16日木曜日、ついに・ついに「ほほえみ・結ぶ・しめ新聞」創刊号が発行できました(^^)/ ありがとうございます(^^)/
この新聞は、NPO法人志免地域支え合い互助基金のメンバーと志免中学校の有志の皆さんで「支え合い新聞部」を結成し、中学生が核となり、大人と協働して創った新聞です。
きっかけは4年前。
弊法人で「支え合い新聞」を作成していました。しかし、大人がつくるこの新聞に、未来の大人である子ども達が関心を示すはずもなく志免町全体での支え合いには程遠いと感じていました。
そんな中、コロナ時代に入ります。
そこで、ここぞとばかり中学生の皆さんとの協働を決意し、『志免町における支え合いのシンボルマーク』を募集したのです。すると志免中学校さん・志免東中学校さんが美術の授業で取り上げて下さり、最終的には800通の応募を頂きました。その際に観た作品やそこに込めた想いを読ませて頂き、私達が抱いていた中学生の皆さんに対する観方を変える必要があると思うに至ったのです。
そして、中学生の皆さんと『支え合う』ことについての座談会を開催させて頂きました。5人の女学生の皆さんと大人3名、大坪先生の合計9名での座談会。
学生さんのお話を伺うと、学校では支え合う事や助け合うことが出来ている。しかし地域に出ると..の現状がわかり、これはやはり..と思うと共に、どこから始めれば良いのか..の問いに、そうだ新聞つくりから始めれば良いのでは..と想い、当時の仲村教頭先生にご相談をさせて頂きました。
そして始まったのがこの『支え合い新聞部』活動。時は2021年7月。
最初は、西日本新聞社の藪さんに新聞つくりについて、そのイロハを学びました。次に西日本工業大学デザイン学部准教授の濱地孝史さんにデザインについて学びました。そしていよいよ企画に移ります。
みんなで話し合い、新聞のタイトルから内容を決め、誰がどこを担当するか?について大人と中学生で班をつくり進めて行きましたがコロナにより活動がストップします。
『あと少しだったのに..』
そして月日が半年ほど進んだ2022年の8月、部活が再開。
あと1つやり残していたテーマ『中学生と高齢者の座談会』を開催しました。
テーマはコミュニケーション。これについて中学生と高齢者が素直な氣持ちを語り合います。最後の質問は、『高齢者の皆さんと交流をしたいですか? 中学生の皆さんと交流したいですか?』でした。その結果、中学生の皆さんは積極的に高齢者の方々とコミュニケーションをとりたいと言われていましたが、高齢者の皆さんの方が自信がないと言われ、この双方のコミュニケーションには高齢者側が壁をつくっていることがわかりました。
それらの内容を、新聞部の1年生部員・2年生部員・受験をまじかに控えた3年生部員がまとめて下さいます。そして今年の1月、各学年で担当をして下さったページについてプレゼンをして頂いたのです。内容は、この様な紙面にした企画意図は何なのか?です。
少し緊張気味でしたが、堂々とプレゼンする姿と内容に、参加をした大人たちは未来に希望を感じたことと思います。それくらい素晴らしいプレゼンでした。
そしていよいよ完成の時を迎えます。感無量とはこういうことでしょうか..
新聞つくりを教えて頂いた藪宏之さん。デザインを教えて頂いた濱地孝史さん。
取材をさせて頂いたシメサイの芸人さんやボランティアで支えていらっしゃる皆さん。
町の未来についてお話をして下さった世利町長と丸山議長。
座談会に参加をして頂いた宮本陽子さん・渡邊明さん・黒田隆康さん。
そしてそしてなんと言ってもボランティアで新聞つくりをして頂いた志免中学校に在籍する11名の学生の皆さん。
最後に、影となり日向となって支えて下さった志免中学校の先生方、特に現場でご苦労をされた辻主幹教諭。まとめの編集作業をして下さったPTA会長の門谷篤さん。そして志免中OBであり弊法人のITアドバイザーである吉村和也さん、新聞の印刷等を担って下さった社会医療法人栄光会の後藤みふみさん、新聞を置いて下さることに尽力を頂いた志免町役場の皆さんやまちづくり支援室の皆さん..等、多くの方の快い関わりにより発行の時を迎えると当時に、これからの歩みがスタートするサイレンを鳴らして下さいました。
今後は、学校が地域の情報発信基地となり、学生の皆さんが互助の担い手として期待されている町内会の運営にも参加され、多世代でこの志免町を大いに盛り上げ、安心して生活できる地域であり続けれるよう、みんなで知恵をだし活動する。その中でこの新聞部活動がその一助になるように成長できればと強く願っています。
子は社会の宝。
この未来の希望をど真ん中に据えた『支え合い新聞部』を、どうぞご支援くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。
(事務局 鷹尾)