広報・助成 委員会 を終えて

 2024年の12月も10日が過ぎました。今年も残すところ20日です。
今週に入り、委員会活動が目白押しとなっています。
月曜日に広報委員会、火曜日に助成委員会が開催され、12日木曜日には合同委員会が開催されます。

 11月度を終え、今まで行ってきた広報啓発事業・助成事業・コーディネート事業に対する考え方を抜本的に見直し、方針を大転換する必要性を感じていました。
10月より事業活動内容の修正話を各委員会で行い、2024年度中には結論を出していきましょう!という合意は出来ていました。が、11月を終え、小手先での修正ではなく抜本改正へと舵をきることへの提案を12月の委員会で行いました。

 時系列的に今までの事を振り返ります。
◉2013年 ・志免西・地域協働ネットワーク結成

◉2018年 ・NPO法人志免地域支え合い互助基金設立。活動は志免西・地域協働ネットワークの役割。資金や広報・コーディネートは基金の役割となる。

◉2019年 ・別府3町内会、活動団体 志免西・地域協働ネットワーク と 資金支援・コーディネート団体 NPO法人志免地域支え合い互助基金の協働による『やさしい声かけ訓練』の実施。

◉2020年 ・新型コロナウィルス ➡ ・やさしい声かけ訓練の大報告会延期 ・支え合いシンボルマークつくりを契機に中学校との協働開始 ・支え合い新聞つくりを開始

◉2020年~2021年 ・別府3町内会と社会医療法人栄光会 地域協働部とNPO法人志免地域支え合い互助基金の協働により『生きる力支援・把握の為のミニデイサービスモデル事業』実施。

◉2021年 ・べふ3福祉のまちづくりプロジェクト『生きる力支援推進会議』スタート ・支え合い新聞部『ほほえみ結ぶ・しめ新聞』発行活動スタート。・吉村和也さんITアドバイザー就任。

◉2022年 ・NPO法人いるかさんと『志免町の子育て支援』として第3の居場所つくり&支援体制つくりに関する連携協定を結ぶ。・さわやか福祉財団主催『いきがい・助け合いサミット in 東京』分科会26登壇 ・法人活動報告会開催(ハイブリット方式採用)

◉2023年 ・新型コロナ➡5類へ ・コロナ前と同じ活動を開始を呼びかけるが、コロナ前の様な動きが町内会やシニアクラブになかった(地縁コミュニティのエネルギーがおちる)・大交流会『多世代対話』開催。➡社会の仕組みに関するシステムチェンジを行う必要性を感じる。

◉2024年 ・交流対話会『退院支援から生活支援を考える』開催。・助成活動申請が目標を上回る。・助成金原資の集まりが思うようにいかず、会員の方、寄付をして下さる方にアドバイスを求める活動を行う。2名から貴重なご意見を頂く。

 時系列で主な活動を挙げるとこの様になります。また今までを総括すると、2018年から2023年までは、とにかく志免町の方々に知って頂く事。コロナ渦での活動の低下や志免西・地域協働ネットワークが消滅した為、活動団体とどう創るか?出会うか?そこに経営資源を集中させてきた結果、全方位的な経営になっていました。
 私達にとっては、新型コロナウィルス感染拡大により、①志免西・地域協働ネットワークという活動団体が消滅したこと ②地域活動を熱心に行っていた方の活動がストップしたこと ③アクティブシニアを核にした活動展開であり、その方々を対象者とした活動であったためアナログ中心だったコトが、コロナ後の大きな課題になっていました。

 コロナが5類になり、社会は一氣にデジタルへと舵をきります。
その流れを見越して吉村和也さんがITアドバイザーに就任して頂きますが、運営主体である基金側の方が急速なデジタル化への社会スピードについて行けなくなります。
また、支え合い新聞部活動を通じて中学生との交流を行いながら学びを深めること、その保護者世代に当たる40代の方々とは、講座シリーズ『親の老いとリアルなお金のはなし』5回シリーズを開催しながらお付き合いの幅を拡げて行き危機感を感じますが、それに対応する為に思考転換が上手くいきません。
それらの活動の中、運営側である事務局や役員にも40代以下の方々にも入って頂く必要性を感じる中、2024年度からケアマネで若手の江藤さんが事務局に加わって下さることになりました。

 基金設立の趣旨である活動を行う『互助・支え合い』団体との出会いがないなか、助成をさせて頂く先が少ない状況のため、徐々に資金の集まりに陰りが見えるなか、新規で事務局に加わって下さったケアマネの江藤さんから『ケアマネ業務のこと』『シャドーワークのこと』を聴きます。また宮本副理事長からも『家族の役割を担う民生委員』の事例を伺い、メンバーの意識が社会課題である『1人暮らしと家族機能』へ向かい、今こそ【退院支援から生活支援を考える】というモデル事業を行うべきではないか?となり、今年度の交流対話会へと繋がって行ったのです。

 そして、その会終了後『志免町民の生活支援を考える会』(会長 雨森優子)という活動団体・『まちの保健室・まちの自費サービス事業者ネットワーク・しめ』をつくる実行委員会(会長 内島陽子)という活動団体が誕生し、今年度から動き出した『みんなの健康プロジェクト志免』(隊長 岩下多絵)とのリンクへと繋がって行きます。
これらの団体がリンクして作り上げる『互助』を、各町内会に存在する公民館を活用し、第3の居場所事業として実施し、そこを運営する人財を養成する動きへと繋げたいと考える中、その第3の居場所事業はNPO法人いるかさんと連携事業実施中であり、状況を観ながら上記団体とリンクしていきたいと考えています。

 こうして活動が生まれ、各活動が繋がり、連動していけるようにするのがNPO法人志免地域支え合い互助基金の役割ではないか?という内容を11月の各委員会にて議案として説明し、各委員から積極的な意見が出されました。

 各委員の皆さんもその考え方や方針に賛同をして下さった為、次回1月度の委員会で具体的な動きについて協議することになっています。そして、2025年4月には、NPO法人志免地域支え合い互助基金の新たな方針と行動が誕生し、一点集中型の新たな船出となる予定です。

 名刺から含め、一新するつもりで取り組みたい。そう想っています。