皆さん、おはようございます。
今日は、2024年12月3日(火)になります。
昨年、2023年12月3日(日)に行った「大交流会」の席に、鹿児島から金子陽飛さんをお招きしてから1年が経ちました。振り返れば速いですし、遠い昔のように感じます。
金子さんを知ったのは、2022年9月2日に開催されたさわやか福祉財団主催の「いきがい・支え合いサミットin東京」に参加をさせて頂いた時でした。ある分科会に参加をさせて頂いた際、鹿児島市唐湊山の手町内会では高校生町内会長が誕生した!という話を伺いました。この分科会では、地域の地縁コミュニティが衰退していくなか、全国では新しい動きが起きている。という話のなかで紹介されたと記憶しています。
コロナが5類になった2023年。
コロナ前と同じ様な活動ができる(^^)/ 長らく動いていなかったからリハビリも兼ねて特定の町内会さん、地縁コミュニティの方々と活動を行う計画を立てて動き始めました。
しかし.. 以前の様な活力・エネルギーがない..と、バリバリに地域活動をしていたある方が言われたのです。正直、ショックでした。
そこで志免社協さんに町内会の現状に関する出前講座を行って頂きます。そこで感じたのは、コロナにより地域コミュニティの様相が一気に変わり、これからどのようにして地域運営をしていくのかを早急に考えねばならないという危機意識でした。
2023年度に計画した活動計画について、各委員会のなかで見直しのお話をさせて頂き、これからどう進めて行くか?について話し合い、前に進める上で、会員の皆さまと対話をし、世代を超えて話し合おうという事になりました。そこに、鹿児島唐湊山の手町内会長の金子陽飛さんをお迎えし、金子さんの考えやいま行っているコトについてお話を伺おうという事に決まります。
そして当日、金子さんのお話を伺いました。
◉今の町内会制度は、団塊の世代の方がいるからできる制度。超少子化の時代の中で、今と同じようにはできない。
◉今の役員さん達を拝見すると、義務で役員等を行っている方が多いと感じた。そこには理念はない。果たして、それで良いのだろうか?会社だとそれでは倒産する。
◉自主的に行いたい!これならやってみたい!
そういう組織にならなければこれからは難しい。
◉先輩方が創って下さったこの町内会。そして町内会で代々行ってきたお祭り等の行事を、私達世代が運営できるサイズに変えさせて頂き、運営を継続させて頂きます。
◉遺伝子継承型(温故)町内会運営。志は受け継ぎます。
◉パズルピース型(創新)町内会運営。やり方は今できるサイズで、皆さんが自主的に行いたい!というやり方に変えさせて頂きます。
というような趣旨でお話をして下さいました。
金子さんのお話の後、多世代の方々に登壇頂き、活力と孤独についてお話を頂きました。その中で、支え合いのシンボルマークの原案を創って下さった宮島煌さんのお話が印象に残り、今も活動の原動力になっています。
「私が中学3年の時、コロナ感染が始まり、一所懸命に練習をしてきた部活の最後の大会が中止になりました。とても悲しく、この悲しみや喪失感をどこにぶつけたら良いのか..途方にくれました。そんな私を支え、助けてくれたのは、友達・仲間(コミュニティ)でした。私は思うのです。1つのコミュニティの中で傷ついたり、落ち込んだりしても、別のコミュニティに行けば元氣がもらえ、また活力が蘇る。だからいろんなコミュニティに入り、いろんな人と接する事で、落ち込んでも活力を頂き元氣なる。」というような趣旨のお話でした。
1年後の今、岩下多絵さんから「みんなの健康プロジェクト志免」の助成申請を頂き、「コミュニティ」について対話をしています。そして、基金では「退院支援から生活支援を考える」対話会を開催し、現在、「志免町民の生活支援を考える会」が発足。この12月18日にこれから目指す方向性を示すことになります。
また、これら協議体からでる数々のキーワードを形に変えたり、地域の方々が相談できる場や人、その受けた相談をコーディネートし、良き方向に導く事のできるネットワークの構築を目指し「まちの保健室・しめ」「まちの自費サービス事業者ネットワーク・しめ」を創る為の実行委員会も立ち上がり、こちらも動き始めています。
1年1年で少しづつですが前に動いている様に感じています。
システムチェンジを行う必要があるなか、これらの動きが、新しい時代で機能し、志免町で暮らしてよかった! 志免町でこれからも暮らしたい! 志免町で暮らしたい!と想って下さる人が1人でも多く生まれれば幸いです。
