2024年度、助成委員会で取り組もうと決めた事業に『退院支援』があります。
いろんな方が病院から退院をします。よっていろんなケースがあります。
今回のモデル事業では、「制度と制度の狭間にある方 また 1人暮らしで身寄りがいない方」に対し、『退院支援』をどう考えどういう仕組みがあれば良いか?の仮説を立て、それを仕組みとして成立させることができないだろうか?を模索するモデル事業です。
例えば、1人暮らしの高齢男性の方が病院から退院をするとします。
その方が自宅に帰り1人暮らしをするには無理があるとして、介護保険の申請をしたとします。
この時、介護認定が出た場合は、担当のケアマネジャーがつき、その方のケア・ライフプランを作成し、コーディネートをして下さり、その方の自立支援に向けて円滑にマネジメントをしてくれます。
しかし、介護認定がでなかった場合、誰がケアマネジャーの役割を行うのでしょうか?
今、そこがスポットになっていて、弊法人では、そのスポットを民間と民間の間(互助)で解消する案を作成せねば!と考えています。その為に今回、この様なモデル事業を行うコトになりました。
2025年から団塊の世代が全員75歳以上になります。75歳から病気になる方が増えると言われる中、病気になる方や介護サービスをうける方が多くなりますと、その分、毎月納める介護保険料も上がってきます。
確か大阪市は、介護認定率が約21%で、毎月納める介護保険料は9千円台だったと思います。今後、この介護認定率が更に上昇すると、毎月の介護保険料は1万円を超えるコトになる。その様な都市部・その近郊地域が増えると予想されています。
志免町の場合も、何も対策を講じなければご多分に漏れず..の結果が来る。
ご本人や町のことをほっとけない! その1点で活動をしていますが、力不足を痛感します。
今後行う、(仮)大・交流対話会の席に於いて、多くの住民さんと情報共有を行い、どの様な解決策があるか?について、話し合いながら見出していきたいと考えています。
安心してこの町で暮らせる為には、官でできる事は官が行い、官で行えない事は民と民が協働して解決していかねば乗り越えていけない時代です。
住民の皆さまと、まずはじっくり対話をしたい!そう想っています(事務局 鷹尾)