志免町文化講演会 『協働の文化を醸す』

 令和6年2月18日(日)の13時より、志免町の生涯学習1号館 小ホールに於きまして志免町文化協会主催の文化講演会が開催されました。この協会の会長を務めていらっしゃるのが弊法人で監事を務めて頂いている山田忠政さんです。

 遡る事数か月、『文化講演会のテーマと講師』について事務局に相談を頂きました。
事務局としては、日頃の活動の中から、町の中に「競争と協働」が混じり合い、バラバラに動いている実感を持っていました。言い方を変えると、方針を共有できていないからこの町がどこに向かっているのか不透明にあるように感じていたのです。なぜならその方針を語る人がいない状況になっている様に感じていました。

 町の中には、戦前から戦後に苦労をして復興に導いてくださった御仁が沢山います。
また、切磋琢磨し豊かさを求めて引っ張って下さった団塊の世代の方々がいます。
そして、バブル世代、就職氷河期を乗り越えた団塊ジュニア世代、今現在のZ世代と言われる方々が同居をしています。

 こうして生きてきた時代背景が違う方々が同居するこの町。これからどういう考え方を軸として共有し、どこに向かうのか.. ここを示す必要を感じていました。
そこで山田会長に、現在は協働の時代です。よって『協働の文化を醸す』というテーマで冨士正醤油醸造元の藤浩太郎社長に講演をお願いしてみることは如何ですか?と提案させて頂きました。

 藤浩太郎さんは、福岡高校・早稲田大学にてラグビーを行い、早稲田大学時はキャプテンまで務めていらっしゃいます。2番フッカーとしてスクラムの先頭に立ち、キャプテンとしてチームの先頭に立ち皆を鼓舞しながら引っ張っていく役割です。
また福岡高校ラグビー部OBとして現役世代の指導にも一役を担っています。先輩OBの皆さんと膝を付け合わせ話をし、後輩たちの為に皆で協力し、一丸となって支援をしようじゃないですか..と、これまた世代の真ん中として先輩たちや後輩たちをまとめ上げ、現役世代のサポートに回る。こういう事が出来る人なのです。

 当日は、素晴らしいお話をして頂きました。胸が奮える時間となりました。
諸先輩たちを前に、自分の経験から協働の意義と素晴らしさを語った藤浩太郎さんはかっこよかった!
 この志免町に『競争から協働へ』の流れを生み出す為の雰囲気を醸し出して下さいました。
ありがとうございます。

 今後、この志免町に『協働の文化』が芽生え始め、そのもとに多くの世代が結集し、これからの時代を切り開く子ども達を支援するため一致団結して望める事ができる事を望むと共に、若い世代が今までの時代を創って下さった世代の皆さんを敬い、この方々が困っている時は助ける事ができる社会になるよう、微力ではありますが弊法人がその役割を果たせれば本望です。

 原点の想いを再認識させて頂いた『志免町文化協会主催 文化講演会』に感謝の氣持ちでいっぱいです。(事務局 鷹尾)