デザインの講座 vol4 が開催されました。

 令和6年1月21日(日)の10時より、デザインの講座vol4が開催されました。
今回からいよいよ自活動のデザインに入ります。

 参加者は、
・この春より志免町でラジオ(対話の場)を始める方。
・この秋より中食の事業を始める方。
・既にNPO法人を立ち上げ、事業活動に取り組んでいる方。
・福祉タクシー事業を始める方。
・創業者より事業を継承し、「温故創新」(創業からの想いを継承する為に、今及びこれからの時代にあったやり方の事業を創造する)に取り組もうとしている方。
が参加されました。
 またこの日は参加できませんでしたが、
・地域を「温故創新」している方。
・不動産の事業企画を通じてコミュニティと不動産を融合させる事業に取り組もうとしている方。
・運送、輸送を「温故創新」する為に一所懸命に取り組んでいる方。
・自費によるマイナース事業や暮らしの保健室を展開している方。
等については、自事業と日程が重なっていたため欠席となりました。

 なぜデザインの講座なのか?

 地方地域は、昔から、血縁、地縁コミュニティが主流であった様に思います。しかし、新住民と呼ばれる方々がその地で生活を始め、その人数が多くなってきてからの少子・超高齢社会時代。血縁・地縁コミュニティだけでは、地域包括ケアシステム&地域共生社会は築けない。
私は、そこに新しい地域コミュニティの在り方もプラスする必要性を感じています。
縦割れ社会や地主さん・新住民さんを包括・統合し、共働や共創していくには、1にも2にもお互いがお互いの事を知り、共有をしようという意識が必要であると感じています。そこには「対話」が不可欠。

 そして対話をする中で、お互いにシンパシーを感じ、コトを始めようとする場合、新しい事縁コミュニティではその進め方についても共有が出来ていて、共働に向けてある程度スムーズに運ぶんだと想像できます。

 しかし、これが地縁となった場合、いろんな立場の方々がいるし、前提やコトの解釈の仕方や進め方が違う場合が多い。言い方を変えれば、同じ土俵にみんなが乗るまでが大変だと感じています。
その事を最初に感じたのは私が地域の少年野球チームの父母会長をさせて頂いた時でした。
 父母会には、会社経営をしているお父さん、自営業の方、公務員の方、学校の先生、専業主婦の方、男性や女性、家庭環境等々、いろんな違いのある立場の方が参加されています。そこがまとまり、子ども達や指導者と三位一体になれると、大会で目標としている成績がチームとして出せる傾向にありますが、そこがまとまらなければバラバラになり、目標達成とは程遠くなっていく。
この時、『現状認識が共有でき、なぜその事が必要なのか?』から始まる5w1Hが明確であると、それをベースにした判断(参加するか・しないか・修正が必要か・別の提案があるか..等)ができる。それをデザイン思考と私は思っていて、そういう過程を経ている事が重要だと考え、このデザインの講座を西日本工業大学デザイン学部の浜池准教授にお願いして行って頂いています。

 地域で暮らす方々が、今より暮らしやすくなるために.. という想いで事業活動を志免町という地域で行おうとしている受講者さん達のお役に立てばと思っての講座です。

 来月は最終回。いよいよ自分の活動をポスターにして頂きます。
私は何物であり、〇〇な理由と想いでこの事業を立ち上げました。具体的にいうと.. と、5W1Hを盛り込み、志免地域社会にわかりやすく伝える為のマイポスターを創ります。

 志免地域の為に立ち上がろうとする人達のその想いが成就しますように。
その為の潤滑油になれれば幸いです。(事務局 鷹尾)