令和5年11月19日(日)に、NPO法人志免地域支え合い互助基金は、連携協定先のNPO法人いるかさん主催のフードパントリーに、後援者の1人として初めて運営に参加をさせて頂きました。
どういう想いで開催しているのだろう?
とても大事なポイントを、実の運営からしっかり掴み取りたいと思いながら参加をさせて頂きました。
当日、いるかの本田さんをリーダーに、本田さんの指示通りに動きます。
まず会場に運ぶ荷物。
個人、企業さんに頂いたいろんなモノを会場に運びます。
『本田さん、なぜこんなにいっぱいの品物を会場に持っていくのですか?』
【このフードパントリーでは食べるモノを無料で沢山準備します。その品物を袋に詰めている間に、会場内にあるいろんな品物を、好きなだけ持って行っていいですよ!としています。
日頃、買い物をしたいと思うんです。しかしお金等のことが頭をよぎり、思いっきり買い物ができないかもしれない。今日くらい、思いっきり買い物を楽しんで欲しい!という願いを込めて、無料ですが、陳列した品物を好きなだけ持って行っていいですよ!としているのです】
という返事が返ってきました。
定刻になり、事前予約をしていた方々が会場にお見えになります。
親子で胸を弾ませながら来場していました。
中でも印象に残るシーンがあります。
会場に陳列した品物にサッカーボールがあったのです。誰かの名前が入ったサッカーボールですが、そのボールを胸に抱きしめ、大切そうに笑顔で帰る少年がいました。
その少年が会場を後にする際、お母さんに言いました。
『お母さん、僕、サッカー頑張るからね』
その言葉を思い出すと、今も涙が出てきます。なぜ涙が出るのかわかりませんが、きっと親子で前向きに生きるその姿勢、子が親を想う氣持ち等をその少年が示してくれたこと。それも大好きなサッカーを通じ、満面の笑みのなか示したことに感動したからだと思います。
そしてもう1つ。
両手にいっぱいの荷物を持って帰るお母さんの横で、少年が言いました。
『お母さん、良かったね(^^♪』
その言葉のトーンや、親子で喜ぶその光景が何とも言葉にできない結束感を感じると共に、親が子を想う氣持ち、子が親を想う氣持ちが伝わり、こちらも涙が出てきました。
このフードパントリーって何だろう? この感動は何だろう? そう想います。
私は、本当に大切なモノを見失っていたのかな..?って..
その本当に大切なモノを、このフードパントリーが教えてくれているんだと思い知らされました。
次回、12月23日(土)のクリスマス前に今年最後のフードパントリーを後援させて頂く予定です。今回は、多くの会社会員さんに呼び掛けさせて頂き、多くの後援を頂こうと考えています。
皆さま、どうぞ、宜しくお願い致します。(事務局 鷹尾)