令和5年5月より、ほほえみ結ぶ・しめ新聞の第2号 の企画会議が始まった。
『第2号は何について新聞製作をしようか? どこからスタートしようか?』
その取っ掛かりについて考える中、各人の好きな事・関心のあるコト・興味のあるコトに着目。
それは、部員同士が互いを知り、チームワークを向上させるコトを優先した結果だった。
企画会議の初日、中学生部員や先生方、大人部員への質問からスタート。企画会議のファシリテーターとして緊張する場面だった。
会議がスタートして間もなく、ある中学生部員がその緊張を吹き飛ばすくらい興味深い関心事を話してくれる。
『皆さん、携帯電話を使い過ぎではないですか?』
その心をよくお話を聴いてみると、兄妹が食事の時に携帯電話をいじり、お母さんから叱られているとのこと。せっかくの家族団らん時に、その輪を乱す事をやめて欲しい。という熱い想いからだった。そして、その後も沢山の興味・関心・好きな事が出される。
さあ、ここからどうやってテーマを見出すか? ここがポイントだ!
『皆さんから伺ったコトには、共通した1つのテーマが隠されています。どんなコトが共通していると思いますか?』
大人部員の〇〇さん、如何でしょうか? ・・・・
〇〇さん、如何でしょう? ・・・・
難しかったかな.. 反省をしかけた時だった。
【はい(^^)/】
『Iさん』
【みんなが言っていた事に共通するテーマは、その事が実現すれば、その事が出来れば、みんなが幸せになるということだと思います】
『素晴らしい(^^)/』
その事を別の表現をすると『QOLの向上』と言います。
ある大人部員がきれいにまとめた。
『では今回のテーマは、「QOLについて」にしましょう。もし志免町住民の方全員のQOLが向上したら、どんな町になるでしょう? 逆にそのQOLが下がった時はどうなるのか?QOLの向上には条件があるのか?年代別でQOLの向上等に違いはあるのか?..等、志免町住民の方々にアンケートを取りたいね..』その様な展開に話が変遷していく。
そして企画会議から編集会議へと移行。編集会議では、中学生部員の3名がファシリテーターに立候補し順番に会議進行をしていく。
まずは新聞の骨子を決める編集会議。Nさんの番だ。ここは難しいかじ取りが必要で、始まる前までどう進行するか不安もあったが、それを一掃する見事な進行振り。逆に大変勉強になる進め方であり本当に素晴らしかった。
第2号は、8月末で完成させ発刊する予定であったが、妥協なき編集会議が断続的に続く。『この文章は? この配置は? この表現は?』1ページを編集するのに約90分を費やす熱の入り方..。
アンケートに応えて頂いた皆さんや、志免町住民の方々にぜひお伝えしたい!という想いが一言一句やページ配列を創っては替え、創っては替えをさせていったのだ。
そして10月5日。ついにこの時を迎えました。間もなく18時を迎えようとしたその時、ついに完成(^^)/
途中、集中力が切れ、妥協した終わり方をするかな?と思った時もあったが、最後まで氣を緩めず創り上げた生徒さん達に拍手喝采だ!
最後に、先生に総括してお話をして頂いた。
その際の言葉に『私は皆さんを誇りに思います』があり、思わず涙がこみ上げそうになった自分に、思いっきり泣けば良かったのに..という自分がいた。それ位、最後の追い込み姿勢には特に感銘を受けた第2号だった。
中学生と地域の大人が協働して創った第2号。
そして、とても仕事が多い中学校の先生がその忙しい時間を割いて情熱を注いでくれた第2号。間もなく新聞印刷へと移ります。
出来上がりましたら、ぜひ皆様見て下さい。宜しくお願い致します(^^)/(事務局 鷹尾)