タイトルのような質問を頂きました。どの団体も..個人も、ここを意識していると思います。今日は、基金事務局が意識しているコトを書かせて頂きます。
NPO法人志免地域支え合い互助基金では、全世代の方々に向けた広報を意識しています。そして、1つの広報が3つにリンクするような広報を意識しています。言い換えますと、三方良しになるような広報展開を意識しています。よって、広報は自団体の宣伝ではなく、その想いを伝え、伝えたい方々の脳裏に残り、意識と行動が変容することを意識しています。
三方とは、NPO法人志免地域支え合い互助基金・志免町住民の方々・志免町社会を指します。
例えば下のマーク。何度もこのブログで掲載をさせて頂いています。このマークは「志免町における支え合いのシンボルマークをつくろう!」そして「このマークに込めた想いを志免町住民で共有し、支え合い活動を醸成していこう!」というスローガンのもとに取り組みました。
行動としては、NPO法人志免地域支え合い互助基金の団体シンボルマークつくりとして志免町の2つの公立中学校に飛び込み訪問で募集のお願いに上がりました。
この広報活動への想いは、
①支え合い互助基金が志免町にあることを知って頂きたい。
②この団体は、志免町で住民同士や住民と企業が互いに住民生活や企業活動を支え合う活動を創ろうとしていることを知って頂きたい。
③それは、未来の志免町をつくる中学生の為でもあるし、団塊の世代を両親に持つ保護者である40代の方の為である。
④それは志免町の地域自治にとって大事であり、町が住民に対し啓蒙することを基金が僭越ながら切り出す事でその活動連鎖が生まれ、その結果が志免町の為になる。
ということにありました。
そして、世代対立が紙面をにぎわす中、その対立を無くし、世代の相互理解を生み出し、世代が共に支え合う志免社会を創り出したいと思ったからでした。
この考えを、志免中学校・志免東中学校さんが快く受け入れて下さり、美術の授業で取り上げて下さいます。その結果800通の応募を頂きました。
選考委員には西日本工業大学デザイン学部の濱地准教授に入って頂き、審査に関する視点やポイントを教授して頂きながら審査をさせて頂きます。そこで選ばれ、デジタル化をした作品が、当時志免中学校の3年生であった宮島煌(みやじまきら)さん考案の作品です。
このシンボルマークつくりは、その後「支え合い新聞部」へと発展し、コミュニティスクールを核とした「支え合いの志免地域づくり」の発想と仕組み化へと繋がっていきます。
そしてこの活動を行い続けていくと、間もなく可視化を行う必要が出てきます。志免社会運営上、全世代の方々に現状を知って頂き、どう改善すれば志免町の地域社会がより暮らしやすい地域社会に成長するか..と言う視点で話し合われ、結果的に目標の達成に向けた歩みへと進んでいくのだろうとイメージしています。
そういう啓蒙的要素や現状を伝える、意識を伝える、想いを伝える.. それらのことを総合して広報と呼ばせて頂いています。
意識や行動が変容する広報が、真の広報ではないか?と常日頃から意識してこの活動の設計を心がけているところです。
という様なお話を質問者の方にさせて頂きました。
成し遂げたい事。それを成すためにどうデザインするか?
ここが大事です。そこを、この秋からの講座シリーズで行いたいと考えています。これについては、改めて情報発信をさせて頂きます!!(事務局 鷹尾)
