コトはある1本の電話で動き始めた。
『主人が..』
賛助会員さんからの電話。慌てている.. そう感じた。すぐさま駆けつける。そこにはやせ細った〇〇さんがいた。
〇〇さんの発言や行動から認知症の初期段階の様に感じている。ご本人が苦しい時だと思う。だからこそ奥さんも苦しい時だと思う。どうしたらいいのか..
昨日、病院に入院し、体調を整える事になり、右往左往を繰り返しながら入院する。そして夜..
家に帰るの一点張り。家族に夜中に迎えにいく。
そして今朝、困り果てたすえの電話だった。『これからは家族で何とか頑張っていきます』
その言葉は、『助けて下さい』のサインだと感じた。
それから暫くして奥さんと会い、本人と奥さん・家族の関係+他人(認知症の専門家であり生活支援サービスを保険外で提供する方)の3方で暫くは進めた方が良いと提案。その提案を待ってましたの如く受け入れ、それから30分後にAさんと事務局が奥さんと会った。
奥さんを抱きしめるAさん。『1人ではないですよ』との想いを伝えた。そして同居する家族も含め、人が老いることを学び、認知症の本質をお話し、今、〇〇さんが◇◇な気持ちでいることを学ぶ場を創るコトや、真実の愛の中でコトを進めていくことをお話され、奥さんの心が軽くなっていく場に立ち会えた。
これからの社会、こういうケースが増える。病院の看護師さん達は、今まで以上に人間力を含め、老いるを理解し、ケアを意識しながらのコミュニケーションが必要になると思う。大変だろうと思う。
こんな状況の中、明るく笑顔ある地域社会にするには、やはり助け合い・支え合いが必要だと思う。日頃からの顔の視える付き合い。これは平治を知る把握するという事で大事だ。そしていつもと違う!のサインが出た時を見逃さず、専門職に繋ぐ。これが大事だと思う。
その為には、専門職が住民の方と知り合いになる『相談の場』をつくり、ネットワークを組み、いざという時に支え合うことができる体制を創っていることが大事だ。
NPO法人志免地域支え合い互助基金では、その様な活動を日頃から行う専門職や住民の方々を応援したい! そのような方々と連携し、資金助成や活動広報、時にコーディネートも行いながら『志免・地域支え合い』の町づくりに貢献したい。(事務局 鷹尾)