つながる

 昨日の事である。『本当にありがとうございました』という内容の電話を頂いた。

令和5年6月19日。糟屋郡内で一般家庭ごみの収集を行う会社の代表が集まる場にお招きを頂き、時代のこと、現状のこと、NPO法人志免地域支え合い互助基金のこと、志免町社会福祉協議会が推進する『地域サポーター』のことについてお話をする時間を頂いた。

その場に、志免町の事業者の方々もお見えになっていた。

 ことは遡る。2022年の1月。生物学の観点からヒトの教育を行っている本垣内英人さんから粕屋町で一般家庭ごみの収集事業を行う中村産業の大霜社長を紹介して頂いた。

この会社、粕屋町からの委託を請け、決まったエリア内でこの仕事を行っている。

近年、そのエリア内で生活する1人暮らしの高齢住民からある相談を受けるようになってきた。それは、2階にある荷物を処分したいが1人で抱えて外に出すことができないので手伝って欲しいという内容だ。氣は心でお手伝いをして差し上げたい!それが大霜社長以下、従業員全員の想いである。

しかしそれらの仕事は町からの委託内容に含まれておらず、それを行うことに町からの了解がおりない。

関係各者も巻き込み、双方の間で長く長く話し合いがもたれている。

その中、現場ではこの相談がどんどんと増えてきた。これは粕屋町だけの問題ではなく志免町も含めどの地域でも問題になってきた。

『ぜひ皆さん、お手伝いをしてください』

19日に熱く熱く語り、参加者の皆さんと名刺交換をさせて頂いた。

そして昨日、志免町で、大量の家庭のゴミを抱える家のゴミをどの様にして処分していくか?について、志免町社会福祉協議会のなかで話し合いがもたれたそうだ。最終的に、志免町の一般家庭ごみの収集会社の皆さんに相談をしてみようということになり連絡をする。

すると、嬉しい対応をしてくださったそうだ。

『志免町の社会福祉協議会さんから連絡が入ると社長から聴いていました。私たちは、基本的にご協力をする体制にありますよ(^^)/』

そう言われ、直ぐさま社協にやってこられ打ち合わせが終わったそうだ。

この流れに感動をした志免社協の担当者の方から御礼のお電話を頂いたのだ。

私利私欲ではここまで繋がらない。困っている方々の想いをうけ、少しでもはやく何とか助けたい!その想いの繋がりがここまで歩を進めたと想う。

その連絡をうけ、困っている方々のお役に立てて良かったと身体から湧き上がるエネルギーを感じた。きっと、天国にいる初代理事長の下稲葉康之先生も、推薦人の森内平大先輩も喜んで下さっていると想う。(事務局 鷹尾)