質問を頂きました。

 『なぜ、地域サポーターが必要なのですか? 地域サポーターって、どんな役割なのですか? 地域サポーターってボランティアなのですか?』という質問を受けました。

これは、弊法人のブログ内で写真掲載をした志免町社会福祉協議会さんが取り組んでいる「地域サポーター募集」に関するチラシを観てのものでした。その団体の事務局長さんは、「地域サポーター」という考え方と仕組みが素晴らしいと評価されており、その登録を検討しているようで、その前にお聞きしたいとのことで事務局にお見えになりました。

 【これは私が考える地域サポーターやその活動の意義ですよ】と前置きをして話をさせて頂きました。

 ご承知の通り、高齢者に対する医療介護については『地域包括ケアシステム』にて行う事になっています。これはどういう事かというと『施設から在宅へ』『医療から介護へ』『在宅ときどき施設』『在宅、最期は施設』この様な考え方です。

言い換えれば、ご自身の自宅が生活の場であり、その生活の場で医療が必要な時も、介護が必要な時も生活をする事が基本である考え方になりました。

これは、超高齢社会・少子化に伴う働き手の不足・多死社会を迎える中、医療介護で働く人が減少する為、施設が増えない状況にあります。従って、今ある施設は満室状態が続き、いやがおうでも自宅がベースという状況になるのです。

そこが想定されているなかコロナ時代がありました。この時代は状況(認知症の方の増加、体力低下等)を進めています。

この状況下、医療介護人財の確保もさることながら、生活の場である自宅で1日を過ごす上で医療介護の時間より生活支援の時間の方が多いため、そこを行って下さる人財やサービスを創っていく必要があります。

今回の地域サポーターについては、時代を知って頂くことや、その生活支援を行って下さる人や企業、団体の方々を募集し、自宅で暮らすことができる状況をこの志免町で早く創らねば..という意気込みなのです。

しかしこれは行い始めて直ぐに上手くいく事はありません。何度も何度も失敗がありミスがあり、クレームがあるなか改善をしながら仕組みとして成熟していきます。従って時間がかかるのです。その時間も想定すると、2025年から本格化する超高齢社会に向けて今からでも行わねば間に合わないことになるのです。

という様な話をさせて頂きました。

具体的な仕組みについての質問もありましたがそこは志免町社会福祉協議会さんにお聞きして頂く事にしました。

まずはここを共有し、『それならやろう! これは100年に一度の大仕事だ!』と決意して頂く必要があると思いました。

結果、登録をする為に志免町社会福祉協議会さんを訪問するようです。

ありがたいし、嬉しい。こういう積み重ねがないと出来上がらない。

道は長いですが、オール志免のメンバーとして尽力し、仕えます。(事務局 鷹尾)