この様な活動にお金を使わせて頂いています。

 明日、5月24日(水)に行います『2023年度 通常社員総会』の席で、2022年度、どの様な活動を行い、どれ位のお金を何に使ったか.. について、社員の皆さまにご報告をさせて頂きます。

 今日は、お金の使い方に関する考え方と使途の一部をご紹介させて頂きます。

 2020年度から始まった新型コロナによる社会活動の停止。ここが大きな分岐点になりました。

2018年度の7月より活動を開始したNPO法人志免地域支え合い互助基金。役員、事務局共に、この様な活動を法人として行うのは初めてでした。初年度は、志免西小学校区内で法人紹介や社会状況のはなし.. 等、啓発活動に力を入れると共に、町内会独自で運営する『学習支援型子ども食堂』のパワーアップスクールさんへの助成及び大牟田の事例を学ぶシンポジウムを開催させて頂き、次年度からの活動展開について学びを得ました。

 2019年度は、志免町全地域に対し、法人を知って頂く活動及び志免キッズクラブさん、福岡志免ボーイズさん、いこうやさん、「やさしい声かけ訓練」に助成をさせて頂きました。特に、別府3町内会で実施をした認知症の方を対象とするやさしい声かけ訓練は、総勢35名の小学生~高齢者までが参加する意義あるコミュニケーションの場であり、子供達の心に残る活動になりました。

ここで出た課題として『日頃からの見守りを兼ねたコミュニケーション意識』・『行方不明者の早期発見を行う為の緊急連絡網の整備』を志免町住民の方々に伝える為、2020年の2月22日に『活動報告会』を予定しておりました。この告知については、「志免町町内会連合会」の席で説明をさせて頂き、町内会さんのご協力を得て回覧板で告知をさせて頂いた結果、約100名位の参加希望を頂いていました。

しかし、コロナの為あえなく延期せざるを得なくなり、途方に暮れたことを思い出します。

そこからです。このコロナ時代が続くなかで、私たちがやるべき事が視えてきたのは..

まず行っていこうと決意したのは、1.この活動を一番知って頂きたい40代の方々に向けてメッセージを発信する! 2. デジタル時代に対応する組織にへと運営の幅を広げる! でした。

そこから始めたのは、支え合いのシンボルマークを創る為に、志免町の公立中学校に通う子供達に考えて頂き、缶バッジをつくり広報啓発を行う事業、そして、その中学生と共に学校を地域の情報発信基地しよう!と『支え合い新聞部』を立ち上げ、地域内を取材して回り地域情報を発信することを行う事業!等を始めました。

これらの活動は、コミュニティスクールを目指していた学校と歩調が合い、学校の先生やPTAである40代の保護者の方々との協働へと繋がっています。

また志免町で活動する40代のIT専門家にITアドバイザーに就任して頂き、アライアンスの関係で現在もご指導いただきながらデジタル対応する組織へと成長する為、鋭意努力中です。

この志免町で、多世代の方々と繋がり、外堀を埋めていき、本丸である支え合い活動を生み出す為に準備をしてきた約5年間でした。

いよいよ認定NPO法人格取得に向けて準備を本格的に行います。

皆さまと共に歩み、人生最期まで暮らすことのできる志免町つくりに貢献したい。そう想っています。(事務局 鷹尾)